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【サラリーマンが会社を買う】事業継承や個人M&Aのセミナーに参加してみた

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前々から興味のあった
個人M&Aや事業承継
というものについて、
都内某所で、
ワークショップ
に参加してみました。

興味を持ったきっかけ

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

この本の影響もあって、
個人M&Aに興味を持つ人が
増えているようです。
かくいう拙者もその一人である。

拙者は現在サラリーマン。
決して、
サラリーマンを否定するものでは
ない。
しかし同時に、
サラリーマンのはかなさも
感じている。
出来ることなら会社を買い、
オーナーになってみたいと
思っているのである。

そして、12月の某日、
都内某所で行われた
個人M&Aや事業継承のセミナーに
参加する機会を得た。

個人M&Aや事業継承のセミナーは、ワークショップ形式で行われた

セミナーの内容は、
創業についての基本的知識や、
事業承継についての基本的知識と
世の中の状況について、
講師の方が一通り、座学形式で
教えてくれます。
それから、
ワークショップ形式で
各人、「計画書」なるものを作成しました。

まずは、講師の方が教えてくれた内容から。

深刻な中小企業の後継者不足。行政も問題意識あり

中小企業庁の事業引継ぎ支援センター

日本の中小企業の後継者不足
については、
行政も問題視しており、
「事業引継ぎ支援センター」
というものが、
全国47都道府県に設置
されています。
事業引継ぎ支援センターでは、
事業引継ぎに係る課題解決
に向けた助言、情報提供及び
マッチング支援をしています。

しかし、近年、
事業承継のブームに伴い、
トラブルも増えています。

その原因を分析すると、
どうも買い手側に
経営に関する知識がない事が、
最も大きな要因のようです。

創業塾

そこで、
国が主催する「創業塾」
というものが実施されており、
これが、
色々な地域で、
年に一回、数時間×6~8日間ほど、
実施されているようです。
(各創業塾によってバラツキあり)
それを受講していることが
マッチング支援を受ける前提
のようになっているとのことでした。

買う企業の探し方

自分で探す

やはりインターネットの時代。
自分でネットで探すことも出来ます。
TRANBIやSMARTといったサイトで
検索できます。
特にTRANBIは、
金額の小さな案件もあり、
面白いです。
自分で探す方法については、
ワークショップでは、
専門の仲介業者に依頼すること
前提だったので、
詳しい話はありませんでした。

仲介業者(FAやM&Aアドバイザ)に依頼

特に大きな買収額の場合は、
専門家の仲介やサポートが必要
と思われます。
FAやM&Aアドバイザと呼ばれる
人たちです。
着手金や成功報酬といった
コストは掛かりますが、
いわゆるトンデモ案件を
掴まされる確率は減らすことができる
と期待できます。
着手金は、大手だと300万円くらい
掛かるらしいですが、
最近は、着手金なしの業者もある
そうです。
本ワークショップのゲストで
来られていたFAの方によると、
「20~30万は、着手金を頂かないと、
FAは持ち出しになる」そうで、
そのくらいの着手金を
受け取っていないと、
ちゃんとした案件を探してくれるかどうか
怪しいとのことでした。
また、成功報酬も
150万円~とか、
あるいは買収金額の
○○%といった具合に
掛かります。
また、デューデリジェンスも
各専門家に依頼することになるので、
100万円単位の出費となるようです。

事業継承のスキーム(株式譲渡と事業譲渡)

ところで、事業継承には、
二つのスキームがあります。

株式譲渡

最もポピュラーな方法で、
オーナーの保有株式を買うことにより
経営権を取得。
行政の許認可や従業員との雇用契約
その他の取引上の契約も引き継げます。
しかし、簿外債務も引き継ぐなどのリスク
もあります。

事業譲渡

いわゆる部門売却で、
売却対象の経営資源(人、モノ、ノウハウ、取引先関係など)
を限定して売却/買収します。
行政の許認可などは、引き継げず、
再取得する必要がある一方、
簿外債務を引き継ぐ恐れがないなどの
メリットがあります。

仲介業者への依頼に必要な「計画書」

冒頭で、「事業引継ぎ支援センター」
に案件紹介をしてもらうためには、
創業塾の受講が必要となる
という話をしましたが、
民間のFAやM&Aアドバイザに紹介を
依頼する場合はどうか。

FAやM&A仲介業者に依頼する場合も、
最初に「計画書」というのを
提出して、特に下記の三点を
アピールする必要があります。

  • 動機や背景、買収希望業種が明確
  • 買収想定企業に見合った投資予定金額
  • 本気度と熱意

これをワークショップで
やってみました。

「計画書」に書かなければいけないこと

独立開業の動機

自分の個人的動機や、
承継した事業に対する思い(熱意)
を記載します。

経験と活かせるスキル

自分の経歴やそこから得た
スキルを記載します。
記載してみると、
我ながら、
サラリーマン根性が抜けないなぁと
思う。

活用できる資源

土地などの大きなものから、
PCや車も立派な資源です。
その他、人的資源や取引先資源、
ブランド・知的財産、
資格等を記載します。
資格は、自動車の普通免許を書き忘れる人が
多いようで、
自動車の普通免許は
意外と重要みたいです。

希望する業種・業態とその理由

どのような業種・業態を望むか
を記載します。
例えば、教育産業/オンラインサービス等。
講師の方のお話によると、
事業引継ぎ支援センターでも、

職員
職員
どのような業種をご希望ですか?
事業承継希望者
事業承継希望者
ネットショップ

などと具体性に乏しい
希望を答えると、

職員
職員
ネットショップと言われましても
いろいろありますからねぇ

といった具合に、
その後の話に進みにくいとのこと。
FAやM&Aアドバイザが相手でも同じで、
希望の業種・業態に具体性がないと、
なかなか話が進まないようです。

事業・企業について希望の規模・譲渡金額

売上や経常利益の規模、開業資金について記載。
その他に、
対象エリアや従業員数、NG要件、
開業時期などを記載します。
書き出してみると、
我ながら、
「出せる金額と欲しい利益があってないなー」
とか、
「その従業員数でその売り上げはムリでは?」
などと思ってしまいます。

資金調達方法

自己資金
親族からの借り入れ
公的機関からの借り入れ
その他借り入れ等の
それぞれから、
どの程度資金調達が見込めるか
を記載します。

「計画書」を書いてみて思うこと

やはり個人M&Aはハードルが高い

「計画書」を書いてみると、
自分の問題点が浮き彫りに
なってきます。
個人M&Aをしようとして、
公的機関なり、民間事業者なりに
相談しようと思うと、
最初の一歩から、
かなり大変だという事が分かってきます。
正直、
「買う側がなんで、そんなに
アピールせなあかんのや!」
という気持ちも湧いてきますが、
大きな買い物は、
買う側がよほど注意しないと、
ひどい目に遭います。
また、
売却する側の立場からみると、
売却希望の情報が洩れると、
従業員も取引先も動揺し、
事業が立ち行かなくなります。
よほど信用できる相手でないと、
売却希望していることさえも
開示したくないということも
あります。

ワークショップに参加してみて
これらの事が分かっただけでも
一歩前進!
読者の皆様と共有したいと思いました。

とりあえずサラリーマンを続けるか・・・

サラリーマンを続けるとしても、
自分の市場価値は知っておきたい
ところです。
市場価値診断なら、ミイダス!
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自分の職務適性や
パーソナリティの特徴を分析できます。

個人M&Aや起業よりは、
転職の方がハードルは低そうです。

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ABOUT ME
ヘーシロー。
地方大卒。エンジニア歴20年近いオジ。
最初の職場はブラック。
長年の忍耐を経て、
ブラック脱出を決意。
就職先の影も形もない状況で浪人する。
ブラック脱出後、メーカーや商社で、
自身の英語と技術知識に自信を持つ。
リスクをとっても
ブラックからは脱出すべきと確信。
リスクをとる個人が増えることを願い、
技術記事やキャリア形成、
英語について、
思うところを発信する。
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